研修案内
2025.10.18

関連団体研修会のご案内

一般社団法人Allyableより研修会の案内がありましたのでURLを掲示いたします。

日程:令和7年11月16日(日)
会場:東京 銀座駅付近・オンライン
時間:14:00~16:00

詳細は下記サイトをご確認ください。

https://eatally-event1.peatix.com/

 

「食べるのがこわい」気持ちに伴走する栄養指導

~精神科管理栄養士と考える、これからの支援のかたち~

「食べるのがこわい」、だからこそ食事/栄養のプロに伴走してもらえるように。
摂食障害の当事者にとって「食べること」は常に怖いこと、だと思います。

食べられないことを責められるのではないか、
吐いてしまったことを知られたら怒られるのではないか――。
そんな不安から、管理栄養士まで “こわい存在” として感じてしまう人も少なくありません。

けれど本来、管理栄養士は「食べなさい」と命じる人ではなく、私たち当事者ができるスモールステップを一緒に考え、栄養の専門知識をもって寄り添い続けてくれる“伴走者”です。

実際に海外では、摂食障害専門の管理栄養士が治療チームの重要な一員として、医師や心理士と連携しながら、当事者の回復を支えることも少なくなりません。しかし日本では、摂食障害に特化した管理栄養士の育成体制がまだ整っておらず、医療現場における役割も十分に確立されていないのが実態です。

この現状を変えるために、私たちAllyableは「摂食障害専門管理栄養士の養成とオンライン支援体制の構築」を目指し、クラウドファンディングに挑戦してきました。

今回のイベントは、そのクラウドファンディングを支援してくださった方々への活動報告会であり、
同時に、摂食障害の栄養支援に関心を持つすべての方と「摂食障害×栄養支援の今までとこれから」を考えるための公開イベントです。

 

当日は、精神科領域の第一線で活躍されてきた 阿部裕二先生 をお招きし、精神科栄養指導の中で共通して大切にすべき視点と、摂食障害に対して管理栄養士が出来る支援のあり方を対談形式でお話いただきます。
また、実際に摂食障害専門管理栄養士による栄養指導を受けた当事者家族の体験談もご紹介。実際に「摂食障害のことを良く分かってくれる管理栄養士さんと話すと、どんな良いことがあるの?」というお話も伺う予定です。

 

<ゲスト① – 阿部裕二 先生>

修士(心身健康科学)、管理栄養士。2000年東京農業大学短期大学部栄養学科卒、2008年人間総合科学大学大学院修了。
2009年から12年間にわたり国立精神・神経医療研究センターや国立国府台医療センター(旧・国立国際医療研究センター国府台病院)で専門医と協働し、摂食障害患者の入院・外来診療に多数関与。その他にも入院・外来患者の栄養管理・栄養指導、NST、給食管理などに従事。
精神科栄養学領域の実践・研究にも意欲的に取り組み、功刀浩氏と共編著「臨床に役立つ 精神疾患の栄養食事指導」などを監修しながら、精神科と栄養支援の橋渡しを担っている。

<ゲスト② – ひだまり さん>

摂食障害の娘を持つ当事者家族(母)。娘が拒食症に罹患しており、食に対するこだわりが強く、最近は強いヴィーガン志向のため、家での食事準備・旅行先での食事対応などに苦慮している。摂食障害専門管理栄養士に対するオンライン栄養相談を受けた経験あり。

<当日の内容>

摂食障害治療の現状と、海外における栄養支援のかたち
日本における精神科栄養支援の現場から見えるもの(阿部裕二先生 ゲストトーク)
当事者家族による専門管理栄養士との栄養相談体験共有 (ひだまりさん ゲストトーク)
Allyableの取り組みとこれから
Q&A / 交流会*
*交流会は対面参加の方のみご参加可能です。会場にて、摂食障害の元当事者や当事者家族であるAllyableの事務局メンバーやピアサポーターと、ゆるくお話するお茶会を企画しています。摂食障害の支援に関心のある方はもちろん、摂食障害の当事者さんやご家族の方も大歓迎です!

*対面実施の会場は【東京 銀座駅付近】での開催となります。お申込みいただいた方に、詳細の会場住所などを別途メールにてご共有させていただきます。